主夫ポン吉、徒然なるままに

20年以上前から主夫をしているポン吉の備忘録のようなブログ。

事態改善の手段としてのアンガーマネジメント

ポン吉だけかもしれないが、「アンガーマネジメント」という言葉をしばしば見聞きするようになった。

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少し気になったので調べてみると、アンガーマネジメントとはアンガー(怒り)をコントロールすることのようだ。

目的は怒りを抑えることではない

怒りをコントロールするということは、お寺の和尚さんや教会の神父さんのようにいつもニコニコと大きな心ですべてを受け入れるというのをイメージしてしまう。

なるべく怒らないように怒りを抑えるようにコントロールすることを目指すのかと思ったが、そうではないようだ。

アンガーマネジメントでも怒りの感情をため込むのはよくないとしている。

ポン吉が新鮮に感じたアンガーマネジメントの考え方は、

怒りとは自分の要望を相手に伝えようとしている状態だから、怒りの目的の本質は自分の要望を相手に聞き入れてもらうこと。

だから上手に自分の要望を相手に伝えることを習得するのが、アンガーマネジメントの目的のようだ。

 

怒りを上手に伝える

自分の要望を相手に伝えるに際して、重要なのは相手が改善できることをリクエストすることのようだ。

例えば、約束の時間に1時間以上遅れてきた相手に、自分が待たされていた1時間を返してくれと言っても相手は対処のしようがない。

なのでこの場合は、相手に次からは遅れないようにしてもらうことや、次に遅れた場合は2度と会うことはないなど、事態が改善できる方向に向けた怒りの伝え方が大切になる。

自分が相手に「こうしてほしい」とか「ああしてほしい」というのは基本的に今後の話で、現状をより良くするために改善の余地がある叱咤激励なら相手にも受け入れられやすい。

しかし、今さら言われてもどうしようもない過去の話を持ち出して、「前も」とか「いつも」という言葉を使われてしまうと、相手は過去のことに対しては対処のしようがないのでただ叱られるだけでになってしまい嫌な気持ちが残ってしまう。そうすると結局は自分の要望が相手にうまく伝わらず、相手によって事態が改善されることはなく、自分の要望は叶えられることがなく、怒りは自分の中でどんどんたまっていってしまう。

これでは本末転倒になってしまうので、怒りを伝える際は決して過去の話を持ち出してはいけないそうだ。

アンガーマネジメントの観点からすると、愚痴を言うのもよくないらしい。

愚痴は怒りの感情を再現させる行為なので、嫌な記憶を脳に定着させて増殖させてしまうので、わざわざ自分から愚痴を言うのは危険らしい。

もっともその点に関しては、ポン吉には当てはまらないような気がする。

ポン吉は居酒屋などで友達と飲むとたいてい愚痴の一つや二つは話題になる。そして飲み会が終わってほろ酔い気分で帰宅してぐっすり眠る。翌朝になるとすっきりとした気分で起床して主夫業につくことができる。

それに居酒屋で話した愚痴のことなどはたいていすっかり忘れてしまっていることが多い。

まあそれはポン吉の記憶力の問題も関係しているのかもしれない。

とにかく専業主夫にとってはアンガーマネジメントを身につけておくことは子育てにも役立つような気がした。