主夫ポン吉、徒然なるままに

20年以上前から主夫をしているポン吉の備忘録のようなブログ。

健康診断の前に生活習慣を改善すべし

ポン吉は主夫なので年に1回、奥さんの加入する健康保険組合の家族健診を受けている。

今回は血圧も血糖値も特に注意を受けなかったので一安心できそうだ。

ポン吉の隣で順番を待っていた人は医師から塩分と油っこいものは控えるようにと言われたらしい。

たしかにその人は相撲取りのような体型だったから、塩分と油だけでなく食事量全体を減らした方がいいのでは、とポン吉は心の中でつぶやいていた。

胃の検査は苦手

初めてバリウムを飲んで胃の検査をした時は、苦労したのを覚えている。

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発泡剤を飲ませておきながら、「げっぷしないで!」と言う先生は、きっとSだと思った。

おまけに遠隔操作で体を逆さまにしたり、おなかに棒のようなものを押し付けてきたりと、げっぷの我慢くらべをしているようだった。

検査が終わると下剤をわたされて、水分をよく取るように言われた。

その日のうちに下剤の効果があらわれて、トイレに駆け込んだ。

そこでポン吉は生まれて初めてバリウムの凄さを知った。

ポン吉の体内から排出された固形物は真っ白だった。

もし臭いがなければ、きっと「砂糖菓子です」と言われても信じて手に取ったかもしれない。

そういう事故を防ぐために、ウンチは臭くて茶色いのだろうきっと。

ただここ数年はバリウムではなく、胃カメラを飲む内視鏡検査をするようになった。

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この検査は先進技術を利用しているのかもしれないが、やり方はかなり原始的だと思う。

先端に小型カメラが内蔵された人さし指くらいの太さのチューブを飲み込むのだ。

簡単に言うと人さし指を喉の奥深くにどんどん突っ込んで行く感じだ。

当然、「おえっ」と吐き気をもよおす。

検査の前日から何も飲食していないので、吐き出すものは何もない。

ただ「おえっ」とする不快感があるだけ。

鎮静剤で不快感をやわらげることもできるようだが、

鎮静剤を利用すると検査後はしばらくベッドで安静にしてないといけないらしい。

車の運転も控えないといけないので、主夫としては鎮静剤は使えない。

胃カメラを飲んだ後はしばらく喉がしびれているので、食事は検査から1時間はあけるようにと言われた。

昨晩からの絶飲食のせいで、とにかく空腹だったので、はやく食事をしたかったのだが仕方あるまい。

まずは生活習慣から

昼食までにかなり時間を空けることになったので、

少し遠いがボリューム満点のラーメンを食べに行くことにした。

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ここのラーメンは麺が普通のラーメンの倍くらいの量があると思う。

客の中にはトッピングの野菜やにんにくやあぶら(背脂)を「増し!」とか「増し増し!」とか言って増量していた。

ポン吉は以前に、つい調子に乗って「野菜、にんにく、あぶら、増し!」と注文したことがあった。

全部おいしく頂いたが、その日はもう何も食べる気にはなれなかった。

だから、ポン吉の隣の客が「野菜、にんにく、あぶら、増し増し!」と注文して、やってきたラーメンを見た時、

これを完食すると2キロは体重が増えるのではと思った。

ポン吉が注文したレギュラーサイズのラーメンの倍ほどの量があった。

しかし、ポン吉が食べ終わる前に隣の客は完食していた。

あの背脂を増した油こってりのスープと山のように盛られた野菜と厚切りのチャーシューが入ったラーメンを軽々ペロリと食べきれることに驚いた。

まるで相撲取りのようだと思い、隣の客が成し遂げたことに少し感動すらした。

隣の客が席を立つ時、ポン吉のほうに体を向けたので、お互いに顔を見合わせることになった。

予想外の再開だった、

隣の客はさっき健康診断で会った「塩分と油っこいものを控えないといけない人」だった。

ポン吉も彼も見られてはいけないものを見られたように、照れ笑いをしながら挨拶を交わした。

やはり、体型はうそをつかないのかもしれない。

健康診断も大切だけど、まずは生活習慣の改善が第一だということを実感できた1日だった。