視力矯正は眼鏡かコンタクトかレーシックか
ポン吉は高校生の頃に目が悪くなったので、視力矯正することになった。
平日の日中はコンタクトレンズを装着し、学校から帰宅したら眼鏡をかけていた。
クラスの3割ほどの生徒が眼鏡をかけていたが、女子の多くはコンタクトレンズにしていただろうから、実際には半数くらいの生徒が視力を矯正していたと思う。
今から30年以上前は、眼鏡もコンタクトレンズも非常に高価だった。
若い頃の視力は変動しやすいようで、年に1度は眼鏡を買い替えるか、レンズを交換していた。
だから、視力が悪いとお金がかかってしまうので、目がいい人が羨ましかった。
日本人の半数以上は視力矯正
「目が悪い」という表現は、ポン吉の場合「視力が低い」という意味で使っている。
それも病気ではない近視のこと。
近視は成長過程で発生しやすいようで、未成年の場合は年齢とともに近視の人の割合も増加する。
成人では日本人の半数ほどの人が視力矯正を行っているようだ。
老眼や病気や事故による視力矯正も含めると日本人の半数以上が視力を矯正していることになる。
女性の大半はコンタクト
2人に1人は視力を矯正しているはずだが、ポン吉のまわりの人たちを見ると、眼鏡をかけている人は少ない。
ポン吉は主夫なので、普段見かける人は主婦、つまり女性が多い。
若い主婦で眼鏡をかけている人は、ほとんど見かけない。
「めがね女子」という言葉がわざわざあるくらい、眼鏡をかけている若い女性は希少なのかもしれない。
やはり、メイクやファッションに眼鏡はかなり影響を与えるから敬遠されているとすれば、眼鏡やコンタクトレンズを装着するわずらわしさから解放される視力回復手術はどうなのだろうか。
視力回復手術
10年ほど前、ポン吉の知人がレーシックという視力回復手術をうけて、眼鏡もコンタクトレンズも必要なくなったと言って喜んでいた。
彼はいつも丸顔で丸メガネをかけた、アニメ「巨人の星」に出てくる「左門豊作」にそっくりだった。
なので彼が眼鏡をかけなくなったのは、ポン吉としては少し残念だった。
その彼が当時、ポン吉にもレーシック手術をしきりに勧めてきたのを覚えている。
眼鏡もコンタクトレンズもいらない生活は便利だと思う。
とくに朝起きたらすぐに眼鏡を探さなくていいし、景色のいい露天風呂のある温泉に行った時なども眼鏡をかけて入るのは少し抵抗を感じていた。
だから視力回復手術を真剣に検討してみた。
しかし、ポン吉にレーシック手術を勧めていた彼が手術から1年ほど経ってから、ふたたび左門豊作としてポン吉の前に現れた。
言い出しっぺの友人が眼鏡に逆戻りしていたのだ。
結局
左門豊作に戻った彼の話によると、老眼の影響で視力に変動が出てきたとのことだった。
ポン吉も老眼が進行しているのを実感していたので、レーシック手術は見送った。
もっとも今は、そういう点もクリアできる視力回復手術もあるのかもしれない。
いずれにしても、ポン吉は彼が左門豊作として実在してくれることが嬉しかった。
それは眼鏡が視力矯正の道具としてだけでなく、ファッションの一部でもあることを思い出させてくれた瞬間だった。