古本の処分、ブックオフに行く前にまんだらけの存在を知っていれば
ブックオフで古本が売れた
家にあった古本を奥さんとポン吉で整理した。
捨てるのがもったいないというか、本に申し訳ない気がしたので、2人で50冊ほどの本をブックオフに持って行った。
消費税の無い時代の古い本もあったので、たいした金額にはならなかったが、二人で昼ご飯につけ麺を食べれる程度の金額にはなった。
もともと捨てるつもりのものがリサイクルされて、なおかつポン吉と奥さんの昼ご飯代にまでなるということに少し感動しながら、つけ麺を美味しく頂いた。
ところが数日後にポン吉夫婦が古本をブックオフに持ち込んだのは大きな間違いだったと知らされた。
昭和時代のものはまんだらけに持って行くべきだった
ホームステイに来ていたアメリカ人が日本のアニメのフィギュアを手に入れたいというので、まんだらけというお店に行ってみた。
ポン吉はそのお店に初めて訪れたのだが、そこにはフィギュアだけでなく本やカードやおもちゃまでいろんなものがおかれていた。
ポン吉の子供の頃によく見かけた物がたくさんあった。
よく見るとポン吉夫婦がブックオフに売った古い本も何冊か売られていた。
衝撃的だったのはポン吉夫婦がブックオフに売った値段より何倍も高い値段で売られていることだった。
もちろんブックオフもポン吉夫婦から買った本を利益をのせて売るのだから店頭に並ぶ時にはそれなりに高くなっているのだろうけれど。
まんだらけでの買取価格が気になったので、お店の人に聞いてみようと店員さんを探した。
まんだらけの店員さんはコスプレをしているので、すぐに見つけることができた。
はっきりとした値段は実物を見ないと言えないらしいが、
ポン吉が推測するにブックオフの帰りにその代金で夫婦2人で食べたつけ麺は、まんだらけで買い取ってもらっていればおそらく焼肉とビールに変っていたと思う。
ポケモンカードや遊戯王カードも値段がつくことに驚かされた。
ポン吉の奥さんは何の躊躇もなくゴミとして捨てていた。
幸いポン吉が40年ほど前に集めていたプロ野球カードは専用のカードケースにきれいに収納されているので捨てられずにまだポン吉の手元にある。
まんだらけの店頭での価格を見ていると、ポン吉が持っているカードも数枚あった。
今はまだ売る気はないが、売れば夫婦で近場の温泉宿くらいには行けそうだと、捕らぬ狸の皮算用をしていた。
いや、捕らぬ狸ではない。ポン吉はすでにプロ野球カードを手元に持っているのだから。
しかし、小学生の頃に集めていたものを手放すのは忍びない。
ただ、もし奥さんにプロ野球カードがゴミではなくて温泉に変ると知られたら、間違いなく躊躇なくまんだらけに持って行かれてしまう。
なので、このことはまだ内緒にしておかないといけない。
幸い一緒に言ったアメリカ人たちは日本のプロ野球カードには見向きもしてなかったから大丈夫だろう。
ただ彼らはポケモンカードと遊戯王カードに関しては値段を見て盛り上がっていたので、奥さんの耳に古いカードに値をつける店があるという情報が入るのは間違いない。
ポン吉の手元にある長嶋選手と王選手のカードもそろそろ見納めかもしれない。