主夫ポン吉、徒然なるままに

20年以上前から主夫をしているポン吉の備忘録のようなブログ。

不倫をすると仕事で責任を取らされてしまうのか

ポン吉は専業主夫なので奥さんや子供が仕事や学校に行った後、後片付けをしながらテレビでワイドショーを見ることがよくある。

ワイドショーは毎日不倫ショー

昔からそうだが、男女関係のいざこざはワイドショーの十八番だ。

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最近も不倫疑惑の芸能人や政治家が話題になっている。

コメンテーターの中には、不倫は家庭内の問題であって仕事に関係ないので仕事上で責任を取る必要はない、と言う人もいる。

家族公認の愛人

たしかに、ポン吉が若い頃、経済的に富と権力を手にしている人は愛人がいても不思議ではなかった。

愛人に子供を産ませその子を認知している人もいた。

そして理解に苦しんだのは、そのことを奥様も許容しているということだった。

もっとも奥様の内心は、怒髪天を衝く思いだったかもしれない。

政治家も愛人やその子供の存在が公に知られている人が結構いた。

当時の風潮としては、仕事をちゃんとしているのだから問題はないという感じだったように思う。

家族にも愛人の存在を隠すことなく、周囲にも嘘をついてごまかすこともせず、なおかつ相手もそのことを承知していれば、そもそも不倫と言えるのかが疑問で第3者がとやかく言うことではないのかもしれない。

家族公認の愛人は、今そのような言い方をして良いのか知らないが「妾」とか「二号」と言われていて、単なる愛人よりも明確な立場や権利を与えられていた。

嘘で成り立つ平和

しかし、今の日本で、

「今日は、愛人のところへ行ってくるから」

と言って自分の妻や夫に了解を得てから不倫をする人はいないと思う。

ということは、不倫をするためには必ず家族を欺く必要が出てくる。

最愛の人であるはずの妻や夫に、自分の欲望を満たすために嘘をつく。

最初は1度だけのつもりだったかもしれないけれど、不倫を続けるためにはその嘘も手を替え品を替えるようになる。

不倫関係も数ヶ月を過ぎると、妻や夫を騙して愛人に会うことが日常化する。

つまり、嘘の常態化が始まる。

この段階になると、自分の欲望を満たすだけでなく、不倫が発覚した場合の家族へのダメージも考える。

不倫がばれる前に離婚して愛人と結婚する人もいるだろうが、

離婚せずに不倫関係を継続する場合は、家族に嘘をつき続けることで家庭の平和を守っていくことになる。

不都合な真実

もし日本国民の日常生活に直接関係してくるような公共性の高い仕事をしている人がそのようなことをしていたらどうだろう。

不倫は倫理的に問題があっても法律違反ではないので、仕事をちゃんとしているから問題ないのだろうか。

倫理的には許されないが法律違反ではない方法で、自分たちの思いを主張する人がいることはポン吉も知っている。

ヘイトスピーチもその一つだろう。

しかし、一般人と違って法律を変えたり作ったりできる国会議員に関しては、倫理的にはダメだけど法律的には問題ないから大丈夫と言ってしまうのは、少し怖い気がする。

目の前の人には嘘をついて裏切っているけれど、全体としては平和だから大丈夫。

ちょっとぐらい悲しむ人が出ても、国民の大半が幸せであれば問題はない。

たしかに民主主義とはそういうものかもしれない。

でも嘘をついて隠し通しても、いつかはばれてしまう。

結局は全体の不幸につながるような気がして少し不安になる。

理想論であることはわかっているが、国会議員には不都合な真実を隠し持っておくことはして欲しくない。