頭の中をリセットさせる脳断食
見えるところと見えないところの大掃除
ポン吉は専業主夫として一応は年末の大掃除らしきものはすることにしている。
とは言っても、目に見える範囲のものをかたずけたり、綺麗にするだけだが、家の中がリセットされたようで清々しい気持ちになる。
パソコンの周りを掃除していると、裏側の配線が集中しているあたりの埃がすごかった。
最近パソコンの動きが遅くなってきたのは、この埃のせいかもしれないと思ったので、通気口は入念に埃を取り除いた。
しかし、目に見える範囲だけではだめだと思い、ハードディスクの中も整理整頓することにした。
いらないデータやアプリを消去して、必要なものは外付けのディスクにバックアップを取った。
いるものといらないものの判断には少々時間がかかったが、やってみるとパソコンは多少軽快になった気がした。
標準だけでなくオプションのリセットが必要
人間は睡眠によって毎日リセットして次の1日を開始するようになっているらしい。
しかし、それはあくまで誰にでも標準装備されている自動リセット機能だ。
標準装備品は別売りや後付けなどのオプション品に比べて機能が落ちるのが世の常だ。
そこでポン吉は新年を迎える前に自分の肉体に2つのリセットオプションを実行することにした。
自分自身の大掃除だ
肝臓をリセットさせるアルコール断食
献血した際の血液のガンマGTPの数値が異常に高かったということもあったので、アルコールを全く飲まない日を設定した。
元々、毎日の夕食時にワインを2杯程度飲んでるだけだったので、適量の範囲だと思っていたが、毎日のことなので肝臓にはボディーブローのようにダメージが蓄積されていたのかもしれない。
だから週に2回だけ全くアルコールを口にしない日を設けた。
聞くところによると、γGTPの数値は1ヶ月ほどアルコールを控えるだけで改善するらしい。
今のところ、ちゃんとアルコール断食できているので、来春の健康診断はうまく乗り切れることを期待している。
頭の中をリセットさせる脳断食
家の中の掃除と同じで、目に見える部分と見えない部分をケアするということを考えると、ポン吉の場合は肝臓と頭の中だと思った。
子育て中の専業主夫には悩み事も多い。頭の中、つまり精神とかメンタルをリセットさせる必要性を感じた。
脳断食をする方法としては、ヨガとか座禅とかいくつかあるようだが、共通しているのは呼吸に意識を集中させるということ。
ゆっくりとしたリズムで吐いて吸ってという呼吸に意識を集中させることで、頭の中のいろいろな考え事を消去していくことができるようになるらしい。
ポン吉が少し驚かされた脳断食の一つに頭の中の悪いことだけではなく良い思い出や考えもリセットした方が良いというものだった。
頭の中にある成功体験や過去の栄光が現在の自分の足かせになっていることもあるかららしい。
嫌なことや都合の悪いことを忘れるのは、ポン吉にとって苦にはならないが、成功体験などとなると、まだまだ邪念の強いポン吉には少々ハードルが高い。
まずは何も考えないで、呼吸することに意識を集中させて5分ほど何もしないでじっと座っていることから始めてみようと思う。
そうすることで自然と邪念が消え去り、頭の中をリセットできるようになるらしい。
どちらの断食も期待できるのはメリットだけで、デメリットはないように思うのでしばらく続けてみることにする。
とりあえず三日坊主で終わりませんように。