専業主夫の夏休み
ポン吉だけかもしれないが、小学生の子供のいる家庭の専業主夫(主婦)は学校が夏休みの間は休む暇がないように思う。
夏休みになるとラジオ体操
ポン吉が子供の頃は夏休みの朝はラジオ体操から始まっていた。
なので、子供たちが小学生の頃はポン吉も一緒にラジオ体操に参加していた。
ラジオ体操は朝6時30分から始まる。
ポン吉が子供の頃は、朝起きてすぐに眠い目をこすりながらラジオ体操の会場に出向いていた。
しかし、起床後に空腹状態で運動するのは良くないと耳にしたので、ポン吉の子どもたちの時は軽い朝食を取ってからラジオ体操に行くようになった。
だから、小学校が夏休みに入ると、それまでは朝6時30分だった起床が5時30分になって、1時間も睡眠時間が短くなってしまう。
今はラジオ体操に参加する子も少なくなってきているように思う。
それでもポン吉の子どもたちは、その動機は不純かもしれないが最終日にもらえる記念品(お菓子や文房具)欲しさに最後までラジオ体操に出席していた。
学校に行かないから給食もない
夏休みになると当然、学校給食もなくなる。
だから、子供たちのお昼ご飯の用意もする必要が出てくる。
サッカーや野球などのチームに所属していると、朝練や合宿があって、保護者が当番で飲み物や食事を用意する回数が急増する。
おまけに高学年になると学習塾の夏期講習があったりするので、塾弁を毎日用意しなければならなくなる。
プールは保護者同伴
小学校のプールが一般解放されているが、小学生の低学年は保護者同伴でないとだめなので、ポン吉も頻繁に学校のプールに子供たちと遊びに出かけた。
平日の日中に子どもをプールに連れてくるのは、ほとんどが母親だった。
子どもが小さいので若いママさんが多かった。
若いママさんたちの中には、肌の露出が大きい水着の人もけっこういた。
一度、ポン吉が座っていた場所がママさんたちに囲まれるような状態になったことがあって目のやり場に困ったことがある。
その時に気づいたのだけれどママさんたちはサンシェードのある日陰になったところにいつも集まるようだった。
だからポン吉はそれ以降、直射日光が当たる、遮るものが何もないプールサイドにいることにした。
子供が友達とプールで遊んでいる間、サングラスをかけた中年のオヤジが平日の日中にプールサイドに1人たたずむ姿は、ママさんたちからすれば奇妙だったかもしれない。
これはおそらく専業主夫ならではの気苦労かもしれない。
子どもと過ごせる時間は一瞬
ポン吉の子どもは、一番上はすでに社会人で、一番下は高校生。
今思えば、子供と一緒に遊んだりして過ごすのは子供が中学生になるまでで、中学生以上になるとしだいに親と距離を置くようになる。
だから、学校の夏休みというのは主夫(主婦)にとっては休みではないけれども、子供といつも以上に時間を共有する機会が増える良いシステムだと思う。
子育てをしている真っ最中は、大変なことも多いけれど、過ぎてしまえば懐かしくて良い思い出となってくれる。
中学、高校、大学と進むにしたがって、子供と共に過ごす時間が減る分、親の金銭的負担はどんどん大きくなる。
ポン吉家もまだ2人の高校生がいるので、あと数年は家計を預かる主夫として質素倹約していかないといけない。
早く子ども全員が社会人になって欲しいと思っているが、これも後からすれば、きっと楽しかった思い出になるのだろう。