主夫ポン吉、徒然なるままに

20年以上前から主夫をしているポン吉の備忘録のようなブログ。

職業選択の自由、ではなく宿命

やりたい仕事

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子供の小学校の卒業式で卒業生たちが将来の夢を語っている中で、

「プロ野球選手になって、でっかい家に住みたい」とか

「サッカー選手になって、外車に乗りたい」とか

「医者になって金持ちになりたい」とか

具体的な職業を口にする子も多くいた。

さすがに「専業主婦(夫)になりたい」と言う子供はいなかった。

将来の夢の達成や成功の証としての経済的裕福さは、子供にとってわかりやすいのだろう。

野球選手やサッカー選手になって経済的成功を手に入れたいと思うのは、ポン吉も素直に受け入れられる。

しかし、医者になって経済的豊かさを求めようとする発言には少し抵抗を感じた。

でもそれはポン吉が医者に対して偏見を持っているからかもしれない。

医者とか警察官とか学校の先生は、お金に無頓着な職業だと勝手にイメージしている。

病院に行ってお医者さんに「いらっしゃいませ!」と言われたりすると、少し引いてしまうと思う。

しかし、美容整形のお医者さんは「いらっしゃいませ!」って言ってそうな気もする。

職業選択の宿命

高校生ぐらいになると将来の進むべき道がある程度かたまってくる人も多い。

とくに、政治家や医者の息子は親の跡を継ごうとする傾向が強い気がする。

ポン吉の知人にも医者、会社社長、政治家などいるが、みんな親の跡を継いで現在に至っている。

彼らは小学生の時に抱いていた自分がなりたい職業には就かなかった。

というよりも、職業選択の自由を与えられなかった。

選択すべき職業は生まれる前から決められていた。

職業選択の宿命だ。

ただし、世間的には立派な人物とされているし、経済的にも裕福で、本人たちも幸せそうだ。

もっとも彼らが内心どう思っているのかはポン吉にはわからない。

同じように親の跡を継ぐといっても、アスリートやアーティストは難しい気がする。

有名な野球選手や漫画家、映画監督、ミュージシャンの子供たちが親と同じ職業に就いて、親と同様に有名になれることはむしろ少ないように思う。

自由にはリスクがある

ポン吉の同級生で高校野球で甲子園に出場した人がいる。

彼はスポーツ推薦で有名な大学に進学し体育会野球部で頑張った。

しかし残念ながらプロ野球選手にはなれなかった。

でも彼は学生たちの就職先希望ランキング上位の会社に就職し、今では重要なポストに就いている。

一方で彼と同じ体育会野球部から、子供の頃からの夢をかなえてプロ選手になった人もいた。

しかし入団から数年で球団から戦力外通告を受けて退団を余儀なくされた。

その彼が今何をしているか、ポン吉は知らない。

夢を追いかけることには、リスクもあるだろう。

しかし、後悔はないようにしたい。

だからポン吉は自分の子供たちには

「自分で決めたら、全力で頑張れ!」とだけ言っている。

失敗や残念な結果があっても後悔だけはしないように。

それに専業主夫ポン吉には跡を継がせれるような仕事もないし。