スマホがないと連絡網から外される? ガラケーじゃだめですか?
クラス連絡網は伝言ゲーム
ポン吉は20年ほど専業主夫をやってるけれど、一番上の子が小学生の頃は
クラスの連絡網は電話によるものだった。
連絡網のリストが前の人から順番に、
伝言ゲームのようにリストの後ろの人に伝えるというのが一般的で、
リストの一番後ろの人が先頭の人に確認して無事に伝わっていれば、それで終了だが、不正解だともう一度やり直しになってしまう。
連絡はお母さんの役目
同級生のお母さんから電話があってポン吉がでると
「〇〇です。奥様いらっしゃいますか?」と聞かれることが多かった。
専業主婦のお母さんにしてみれば、よその男性(ご主人)に伝言をお願いすることに抵抗があったのかもしれない。
実際、連絡網がポン吉の後ろの人は時々、その家のご主人が電話に出られたが、クラスの連絡網だとわかると必ず奥さんを呼んで電話を替わっていた。
当時は、
クラスの連絡網=お母さんの連絡網という感じだった。
男であるポン吉は肩身が狭かったのを覚えている。
電話からメールに
しかし、今ではメールによる一斉連絡が主流だ。
ポン吉の子供たちは、それぞれ違う学校に通っているので、いちいち電話に出る必要がなくて助かっている。
クラスの連絡網には住所・氏名・電話番号が記載されて各家庭に配布されていたので、個人情報を保護するというこも電話による連絡網をやめた要因のひとつだったと思う。
ここまでの時代の流れは、ポン吉としては歓迎なのだが、最近この状況を一変させるようなメール連絡が学校から突然やってきた。
ガラケーでは不可
従来のメール連絡はガラケーでも受信できたのだが、安全上の問題から近々ガラケーでの受信はできないようになってしまう、と言ってきたのだ。
ポン吉は、30年ほど前から携帯電話を使用しているが、いまだにスマホは持っていない。
学校連絡のメール受信はすべてガラケーでやっていた。
専業主夫なので在宅率も高いので、インターネットは家のパソコンだけで十分にことたりている。
ガラケーとパソコンでポン吉の日常生活は何の問題もなかった。
しかし、学校からのメール連絡を受信できない事態は避けなければならない。
現時点では、
ポン吉のようにガラケーを使っている人が保護者に沢山いて学校の決定が覆るかも、
という淡い期待をしている。
結局
現実にはガラケーは絶滅危惧種であることは間違いないだろう。
ポン吉の胸のポケットに入る小さなガラケーを見て、物珍しそうにしている人の視線を最近よく感じる。
そろそろ時代の流れに逆らえそうにもないので、ポン吉もスマホデビューを真剣に検討しないといけなくなった。