ブラック企業対策で専業主夫ピンチ!
ポン吉は専業主夫なので、いろんな書類を書く際に職業欄が選択式の場合、「無職」という項目があればそれにチェックを入れていた。
選択式でない場合は「家事専業」などと記載していた。
しかし今後、無職と言えなくなってしまうかもしれない。
無報酬のお手伝い
ポン吉が会社を辞めた後、昔の仕事仲間から仕事を頼まれることがあった。
当時は主夫になりたてで、毎日忙しかったのでお断りしていた。
ただ、ポン吉も主夫として毎日の生活に慣れた頃には、お断りばかりでは申し訳ないと思い、仕事のお手伝いをするようになった。
その頃、ポン吉は奥さんの被扶養者となっていたので、収入があるのは良くないと思い、すべて無報酬で引き受けていた。
仕事は自宅でできるものだったし、昔の仲間とのつながりも大切にしたいと思ったので、ポン吉にはそれが「お仕事」というよりも「たんなるお手伝い」という風にしか思っていなかった。
無報酬であるがゆえに、先方もポン吉にあまり頻繁には「お手伝い」を頼んでこなかったし無理を言うこともなかった。
しかし、最近になって状況が少し変わってきた。
ブラック企業
ポン吉にお手伝いを頼んでくる友人が勤める会社では、ポン吉に依頼しているのと同じような仕事を外部スタッフにも依頼している。
もちろん外部スタッフには報酬を支払っている。
ポン吉は無報酬で構わないのだが、友人によると会社的に困ると言うのだ。
友人はコンプライアンス上、云々かんぬんと話していたが、
要するに、同じ内容の仕事を一方のスタッフには報酬を支払い、他方のスタッフには無報酬のまま働かせるというのは、ブラック企業っぽいので良くないらしい。
たしかに、ポン吉の事情や友人との関係を知らない第三者からすれば、なにか弱みを握られたポン吉が無報酬で働くことを余儀なくされていると見えなくもない。
だから、外部スタッフに支払っているのと同じ金額を、ポン吉に対して支払わないといけないらしい。
そうなるとポン吉は無職ではなくなってしまう。
奥さんが配偶者控除を受けられなくなるかもしれない。
被扶養者でなくなる?
なんとなく不安になっていたのだが、ポン吉が受け取ることになる報酬金額を聞くと、それほどでもないので、ひとまず心配なさそうだとわかった。
ただし、ポン吉の友人も報酬を支払うとなると、今後は今まで以上にポン吉に仕事を頼みやすくなる。
それにポン吉の子供も大きくなったので、ポン吉が自由にできる時間も以前より増えているから、仕事を受けるキャパシティーは十分にある。
蟻の一穴のように、気がつくと専業主夫の「103万円の壁」を超えてしまうこともありえる。
昔のよしみでお手伝いしたことが、その会社をブラック企業としてしまうリスクを生み、そのリスクを回避するためにポン吉の専業主夫という立場を危うくするかもしれないという事態にまで発展してしまった。
そろそろ専業か兼業かを真剣に考えなければならないようだ。
そうなるとこのブログのタイトルも変わるかもしれない。